猫は可愛らしく、癒しを与えてくれる存在ですが、猫を飼うと、毛やフケ、トイレ臭などが発生し、室内の空気が汚れてしまうことがあります。
そこで今回は、猫がいる家に空気清浄機は必要かどうか、必要であればどんな種類があるのか、メリットとデメリットなどを詳しく解説していきます。
猫がいる家で空気清浄機が必要な人
以下のような人は、猫がいる家に空気清浄機を導入することをおすすめします。
猫アレルギーを持つ人
猫アレルギーを持つ人は、猫の毛やフケ、唾液などに触れると、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、皮膚のかゆみなどの症状が現れます。空気清浄機は、猫の毛やフケ、ダニなどのアレルゲンを捕集することで、アレルギー症状を軽減することができます。
具体的には、以下のような症状が現れます。
- くしゃみ
- 鼻水
- 目のかゆみ
- 皮膚のかゆみ
- 呼吸困難
- 喘息発作
これらの症状は、猫アレルギーの重症度によって異なります。軽度であれば、猫と接触を避けるだけで症状が改善される場合もありますが、重度であれば、猫を飼うことが困難になることもあります。
空気清浄機は、猫の毛やフケ、ダニなどのアレルゲンを捕集することで、これらの症状を軽減することができます。空気清浄機の性能によって、アレルゲンの除去率は異なります。
複数匹の猫を飼っている人
複数匹の猫を飼っていると、猫の毛やフケなどがより多く発生します。空気清浄機は、これらを軽減することが期待できます。
具体的には、以下のような問題が発生します。
- 猫の毛やフケが室内に舞う
- トイレ臭が部屋に充満する
- 猫の毛が家具や衣服に付着する
- 猫の毛が掃除機に詰まる
これらの問題を解決するために、空気清浄機を設置することをおすすめします。空気清浄機は、猫の毛やフケ、トイレ臭などの汚れを吸い込み、室内を清潔に保つことができます。
小さな子供がいる人
小さな子供は、猫の毛やフケなどを吸い込んでしまう可能性があります。そこから鼻水やアレルギーになる可能性も否定できません。
具体的には、以下のようなリスクがあります。
- 猫アレルギーを発症する
- 呼吸器感染症にかかる
- アトピー性皮膚炎が悪化する
小さな子供がいる家庭では、猫の毛やフケ、ダニなどのアレルゲンをできるだけ減らすことが大切です。
猫がいる家で空気清浄機が必要ない・なくても良い人
以下のような人は、猫がいる家に空気清浄機を導入しなくても良いかもしれません。
猫アレルギーがなく、猫の毛やフケに敏感ではない人
猫アレルギーがなく、猫の毛やフケに敏感ではない人は、空気清浄機なしでも快適に生活できる可能性があります。
1匹の猫しか飼っていない人
1匹の猫しか飼っていない場合は、猫の毛やフケ、トイレ臭などがそれほど多く発生しないため、空気清浄機なしでも問題ない場合があります。
ただし、アレルギーを持っている人などはあった方が良いかと思います。
こまめに掃除をしている人
猫の毛やフケ、トイレ臭などをこまめに掃除している人は、空気清浄機なしでも室内の空気を清潔に保つことができます。
猫がいる家に空気清浄機を置く際の注意点
猫がいる家に空気清浄機を置く際には、以下の点に注意する必要があります。
猫が嫌がる音が出ないものを選ぶ
猫は、空気清浄機から出る音に敏感な場合があります。猫が嫌がるような音が出ないものを選ぶようにしましょう。
具体的には、以下のような音が猫を刺激します。
- ファン音が大きい
- フィルター交換時の警報音
- タッチパネル操作音
これらの音は、猫を不安にさせたり、ストレスを与えたりする可能性があります。猫が嫌がるような音が出ない静音設計の空気清浄機を選ぶと良いでしょう。
フィルターをこまめに掃除する
空気清浄機のフィルターは、猫の毛やフケなどで汚れてしまうことがあります。こまめに掃除しないと、空気清浄機の性能が低下したり、臭いの原因になったりします。
具体的には、以下のような頻度で掃除する必要があります。
- プレフィルター:2週間に1回程度
- HEPAフィルター:6ヶ月に1回程度
- 活性炭フィルター:3ヶ月に1回程度
フィルターの種類や使用状況によって、掃除の頻度は異なります。取扱説明書をよく読んで、適切な頻度で掃除するようにしましょう。
なるべく猫が触れられない場所に設置する
猫は、空気清浄機をいたずらしたり、コードをかじったりすることがあります。猫が届かない場所に設置するようにしましょう。
具体的には、以下のような場所に設置すると良いでしょう。
- 高い棚の上
- 壁掛け式
- キャビネットの中
猫が届かない場所に設置することで、いたずらや事故を防ぐことができます。
猫がコードをかじらないように対策する
猫は、コードをかじって感電してしまうことがあります。猫がコードをかじらないように、以下の対策をしましょう。
- コードを束ねておく
- コードカバーを使う
- コードを壁に沿わせて設置する
これらの対策をすることで、猫がコードをかじって感電するのを防ぐことができます。
まとめ
猫がいる家に空気清浄機は必要かどうかは、人によって異なります。
猫アレルギーを持つ人、複数匹の猫を飼っている人、小さなお子様がいる人などは、猫がいる家に空気清浄機を導入することをおすすめします。
一方、猫アレルギーがなく、猫の毛やフケに敏感ではない人、1匹の猫しか飼っていない人、こまめに掃除をしている人などは、猫がいる家に空気清浄機を導入しなくても良いかもしれません。
猫がいる家に空気清浄機を使う場合は、猫が嫌がる音が出ないものや掃除しやすいものなどが良いかもしれません。
もし猫を飼ってからアレルギーなってしまったら後悔するかもしれませんから事前に対策をとっておいても良いかと思います。
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